1.概要
ミャンマー・ヤンゴン出身で 1993 年に家族と共に政治難民として来日した経緯を持つ、現在ファッションデザイナーであり国連UNHCR協会(※1)の国連難民サポーター(広報担当)として活動する渋谷ザニー氏と、1947 年の創業以来、岡山を拠点として全国約 700 社 にこいのぼりを製造卸販売し、日本の節句文化を支えてきた株式会社徳永こいのぼり、加えて、岡山在住の有識者等による共同企画で「世界難民の日こいのぼりプロジェクト」 を設立。世界の難民の子どもたちの保護や幸せを願い、 両者の連携で特別なデザインのこいのぼりを製作し、難民支援の輪の拡大の啓発として、地元経済振興にもつながる難民問題啓発の形として、全国にアピールします。
(※1)国連難民高等弁務官事務所 (UNHCR) の公式支援窓口である特定非営利活動法人で、UNHCR 駐日事務所と協力して、日本国内で広報・募金活動を展開。UNHCRは、紛争や迫害などで故郷 を追われた人々の命を守り、基本的人権を擁護し、生活再建を支援する、の3つ柱で活動。無国籍の根絶も任務とする。
2.発足背景
国連が定める 6月20 日「世界難民の日」に向けた啓発強化および地域経済振興にもつながるプロジェクトとして発足。現在、ウクライナ危機により同国を逃れた人の数は既に 500 万人を超えます。同国のみならず、これまでも紛争や迫害により 8,240 万人が故郷を追われており、その約半数は子どもたちです。故郷を追われた難民の子どもや若者の中には、親と引き離され、故郷から離れた避難先で幼少期のほとんどを過ごす子どももいます。 こうした背景から、難民問題の啓発と、子どもの健やかな成長や立身出世、また幸せ願う 「子どもの日」「こいのぼり」との親和性に着目。子の健やかな成長を祈る「子どもの日」をきっかけに、6月20 日「世界難民の日」までの期間を、紛争や迫害で故郷を追われた子どもたちにも思いを馳せる機会とし、その象徴として本プロジェクトで製作の青いこいのぼり(※2)を中長期的に定着させることを目指します。難民問題の啓発はもちろん、こいのぼりの掲揚期間や需要の拡大も促すことから、岡山が支える日本の節句文化の復興・継承、ひいては地域経済振興にもつなげる狙いもあります。
(※2)男の子だけでなく、女の子も含めた難民の子どもを思って掲げるこいのぼり。
■「グローバル難民フォーラム」スイス・ジュネーブで掲揚
2023年12月13~15日
スイス・ジュネーブで開催される「グローバル難民フォーラム」の会場にこいのぼりを掲揚しました。
■国連大学
2023年6月12日~6月23日
■岡山城
2023年 5月20日~6月20日
■ルネスホール
2022年4月26日~6月20日
■国連大学
2022年6月20日~6月26日
■岡山市立西小学校
2022年6月
■岡山駅
2022年4月26日~6月20日
■岡山スクエアビル
2022年6月18日~20日
■岡山市役所
2022年6月2日~20日
■「世界難民の日こいのぼりプロジェクト」発足
2022年5月2日 岡山ルネスホール
世界難民の日のこいのぼりの制作発表と掲揚式が行われました。
デザイナーの渋谷ザニー氏をはじめ、逢沢一郎氏、大森市長、UNHCR駐日事務所首席副代表のナッケン鯉都氏にもご出席いただきました。
株式会社徳永こいのぼり
担当:永宗 洋(ながむね ひろし)
【Email】n_hiroshi@tokunagagoi.co.jp
【電話番号】0869-93-1553
※ お問い合わせの内容に応じて、プロジェクトの主催・後援者間で調整してご対応させていただきます。
寄付についての詳細は、国連UNHCR協会の公式サイトをご確認ください。
【WEBサイト】https://www.japanforunhcr.org/appeal/trend