
当社では今年も、「晴れの国おかやま 24時間・100キロ歩行」に協賛させていただきました。
毎年、ゴールデンウィーク中に開催される今大会。(今年は5月3日、4日の二日間)
長期休暇ということから、岡山県内外から多くの参加者が集まり、文字通り“100kmを歩き切る”ことに挑戦します。体力だけでなく、精神力や準備、そして自分自身との向き合い方が問われる過酷なイベントでもあります。
今回、協賛枠を利用して参加したのは、企画営業マネージャーの横川達也。
これまでにも100km歩行へ継続して参加し、今回で5回目の挑戦となりました。
さらにこの1年はトレイルランニングにも取り組み、山登りや日々の運動を重ねながら、自分自身の限界に向き合い続けています。
AIやスマートウォッチを活用しながら臨んだ今回の大会。
順調だった前半とは裏腹に、後半には“雨の100km”ならではの過酷さにも直面しました。
そんな今回の挑戦について、横川本人のレポートをご紹介いたします。

参加レポート:横川達也(営業企画マネージャー)
今年も弊社が協賛させていただいた「岡山100km歩行」に
協賛枠を利用して私、横川が参加してきました。
今回で通算5回目の挑戦です。
5回目ともなると、どこか心に余裕がありました。
「今年はかなり楽に歩けるのではないか」
「昨年の18時間18分を更新して、17時間台も狙えるかもしれない」
そんなふうに、少し自信過剰になっていた部分もあったと思います。
しかし、今年の大会はスタート前から予想外。
当日は、まさかの雨でした。
もちろん、真夏のような強い日差しの中を歩くよりは楽だろうと考えていましたが、
この“雨”を甘く見ていました。

▲スタート前の参加者たちの様子

▲スタート前の横川
今回は、AIやスマートウォッチも活用しながら、ペースを細かく管理。
さらに、この1年でトレイルランニングも経験したことで、山道では以前よりかなりスムーズに進めるようになり、自分自身の成長も感じることができました。
前半から中盤までは順調。
ところが、やはり100kmはそんなに甘くありません。

▲スタートと同時に降り出した雨。あっというまに水溜まりが川のようになった河川敷の経路。
70km、80kmと距離が進むにつれ、足の痛みがじわじわと強くなっていきます。
そして毎年恒例のネガティブ思考が頭の中を駆け巡ります。
「なんでこんなことをしているんだろう……」
「早く帰ってお風呂に入りたい……」
「来年は絶対に参加しない……」
レインウェアを着れば暑い。
脱げばずぶ濡れ。
初めて経験する“雨の100km歩行”です。
濡れた靴、重くなる身体、奪われていく体力。
思っていた以上に雨がストレスとなり、何度もリタイアが頭をよぎりました。

▲給水スポットで食べた 卵かけごはん。
それでも、不思議と足は止まりませんでした。
「完歩だけはしなければ」
その気持ちだけで、
一歩ずつ前へ進み続けました。
そして、結果は――
18時間46分での完歩。
目標だった17時間台には届かず、
昨年よりも約30分オーバー。
ゴール直後は、
「もう体力の限界だ…」と本気で感じました。
それでも、100kmを歩き切った達成感はやはり特別です。

▲ゴールした直後の横川。感無量!
ゴール後のお風呂。
しっかり眠れること。
温かい食事を食べられること。
普段は当たり前になっている日常のありがたさを、
毎回改めて感じさせてもらえます。
そして何より、無事に完歩できた自分を
素直に褒めてあげたいと思いました。


……とはいえ、不思議なものです。
あれほど苦しかったはずなのに、約2週間経った今では、もう次のことを考えています。
「来年こそ17時間台で歩くぞ!」
そんな謎のポジティブシンキングも、私の取り柄なのかもしれません。
(横川達也)
【晴れの国おかやま24時間・100キロ歩行】公式ホームページは
こちら▶https://okayama24h100k.main.jp/

▲2026年度のポスター
100km歩行と聞くと、どうしても「体力勝負」のイメージがあります。
けれど今では、それ以上に“自分との対話”の時間なのだろうと感じています。
私の親しい知人にも参加者がいますが、「100km歩行は、日常や自分自身の考え方と向き合う時間」と話していたことが印象に残っています。
長い時間を歩き続ける中で、
考えすぎてしまったり、身体の痛みで心が折れそうになる。
疲労と終わらない夜の長さに、気持ちが沈んでしまうときもある。
そのうち、思考は「ただ歩くこと」だけを考えるようになり、いつしか「ただゴールすること」だけを祈るような気持ちで、ボロボロの身体と向き合う時間へと変わっていく。
それは競技というよりも、
自分自身(心と身体)との対話に近いものなのかもしれないと、いつも思います。
外から見ているだけでは分からない揺れや迷い、その先にある完歩の実感。
今回の横川のレポートからも、そうした時間の積み重ねが静かに伝わってきました。
そして、これまで、
横川のゴールの瞬間をとらえた写真は何度も見てきました。
どれだけ疲れていても、横川らしくカメラに向かってチャーミングな表情を見せ、ゴールポーズで周囲を楽しませてくれる。そんな彼の姿に、毎回こちらもほっとさせられていました。
けれど、今回の表情は少し違って見えます。
もちろんいつもの横川らしさはありながら、その奥に、「本当にゴールを勝ち取った」という実感のようなものが、滲んでいる気がしました。
雨の中、長い時間を歩き続け、何度も心が折れそうになりながら、それでも前へ進み続けた。
本当に、お疲れさまでした。
――余談ですが、
徹夜で100kmを歩き切ったその帰り道、横川はまるで何事もなかったかのように、バイクにまたがって颯爽と帰っていったそう。
その背中に、ただただ日々の積み重ねが持つ“確かな力”を感じる、近藤でありました。
編集 近藤(徳永文化研究室)
5月4日の早朝、ゴール地点では、前日の雨が嘘のように穏やかな朝日が広がっていました。
長い夜を越えて歩いてきた参加者たちを迎えるスタッフの皆さん。同じように徹夜で大会を支えるその背中も、とても印象的でした。そして、その風景を見守るように泳ぐ鯉のぼり。
挑戦する人と、それを支える人たち。
そんな光景が心に残ります。