“慶祝の鯉 吉兆”は、日本画家の徳永春穂によって描かれ、熟練職人が丹念に製作した最高級の逸品です。絹の風合いを持つジャガード織りの素材には、歴代の貴族が好んで用いた高貴な桐竹鳳凰と麒麟文様が織り込まれています。
天皇の夏冬の御袍にも用いられる高貴な文様である桐・竹・鳳凰と麒麟柄を、織り込んだ生地を使用しています。
頭部の表裏に半菊の御紋を配していて、鯉のぼりを縫い合わせると菊の花が完成します。
登龍門伝説の龍に、より飛躍するようにと、翼を付けた最高位の龍。
水蒸気が涌き立ちのぼっていく様子をあらわしていて、有職文様のひとつで、格の高い文様とされています。