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2023.12.17

矢車の意味は?


江戸の後期、鯉のぼりが幟の付属から独立した当初は、天の神様を呼び寄せる目印である矢車などの「出し」を竿頭(かんとう)に付けていませんでした。、それは鯉のぼり自体が「まねき」という目印の変わり型として誕生したからでしょう。しかし江戸末期になると「籠玉(かごだま)」と呼ばれる球状の籠を付けるようになり、やがてその籠玉を金箔で飾ったものが金属製の回転球に変化し、現在では矢車と一体化したものが普及しています。矢を黒車輪状にした矢車には魔よけの意味があります。
参考文献:鯉のぼり図鑑/日本鯉のぼり協会編